ChatGPTを業務に導入してみて変わったこと

ChatGPT

ChatGPTの話題は耳にするけど、実際の業務に導入した際のビジョンがいまいち明確にならない方は多いと思います。

私自身は現在のところ業務一部に採用にしているのですが、率直な感想を言うと一日にこなす業務の量が最大で5倍以上といった感じです。

では、どんな業務にどのようなものを導入しているか、少し紹介します。

取り入れてるChatGPTについて

私は月額の課金で使えるChatGPT4を利用しています。
これにプラグインを追加して、業務に導入しています。

追加しているプラグインは

  • WebPilot
  • Link Reader

のみです。

ChatGPT導入している業務の一例

弊社ではホームページの制作を主な事業としていますが、その他にもアフィリエイトサイトの運営を4サイトほど行っております。
この4サイトについての記事作成(新着情報・広告案件など)に導入してみました。

念のためにご説明すると、各サイトの記事構成は大きく分けて2種類で

  1. 自身の語り口調で書く記事
  2. アクセス強化とSEO対策目的の最新記事
  3. 広告案件記事

自体のメインのコンテンツはあくまで私自身の手打ち、語り口調での記事作成なのでこちらには使用していません。

2、3番めに関しては自身が編集長で、記事を書く指示を出して校正を行うという形で取り入れました。

実際にChatGPTで記事制作する流れ

  1. WebPilotをアクティブにし、記事にする内容について正確な情報のあるページ(公式サイトなどの一次ソース)のURLの内容をまとめるように指示
  2. 生成された内容を元に各サイトのターゲット層に適した形で記事を書くように指示
  3. H2・H3の設定を指示
  4. 自身で校正と、外部リンク設定
  5. 必要な場合は各見出しごとの画像生成を指示

といった流れです。

記事アップまでは平均20分。
早ければ10分で1本アップできます。

同様の内容で自身の手打ちで行うなら、おそらく1時間はかかると思いますので、効率はものすごいです。

ChatGPTで書いた記事はアクセスあるの?

Googleのクローラーが優秀なことをご存知の方で、こういった疑問を持っていると思います。

正直なところ、自身が手打ちで書いた記事とアクセスの量は劇的に増えたり減ったりということはないです。

ChatGPT導入するのに大事なこと

では実際にChatGPTを導入するにあたって大事だなと個人的な見解で紹介します。

材料を揃えて調理を頼むイメージ

例えば、商品を紹介する際に特徴やスペック、評判など記事を書く材料がある程度揃った状態のもので変に肩入れをする必要のない記事を作成するのであればChatGPTで全く問題ないと思います。
逆に個人的な感情が記事作成の邪魔になる場合もあるので。

例えば、一口に「カレー」を調理して提供する時、一般的に納得してもらえるカレーを提供するのならChatGPTに材料を揃えて渡して調理させる。自身にしか出来ない調理法で、特徴あるスパイスの効いた辛口のカレーを求めている人には自分が調理する感じですね。

どのChatGPTを紹介している方々も同じことを言ってるとは思いますが、「できることと苦手なこと」を知って使い分ける事が大事かなと思います。

できるないことではなく“苦手なこと”と書いたのには理由があって、ChatGPTは基本的に答えを出すことにストイックなので、明らかにわからないこと・できないこと以外はそれっぽい答えを出そうとする傾向があります。やる気満々なのに空回りする新卒社員のように。

そこを理解する事が、大事なのでは?と思います。

指示上手の上司になる

会社勤めの経験のある方で指示の下手な上司を持ったことは有りませんか?
アレになったら優秀な部下も能力を発揮できません。

前項でも触れましたが、ChatGPTは用意された情報から何かしらを生成することが一番得意です。
例えば、月間売上3年分のグラフを分析し文書化することも可能です。

それを指示するにあたって「このデータを分析して文書にまとめて」だけだと、こちらが求めているものが生成されないことが多いです。

例えば「このデータを元に新サービスを企画したい。3年間の月額売上の変化からリリースする時期に適したタイミングの候補月を3つ挙げてその根拠を教えてください。」

といった形で指示を出すと、ChatGPT自身が、何のためにどの観点からデータを分析すればいいかを判断しやすくなり、分析の精度が上がります。

ラクできるではなく“効率化できる”という意識

ChatGPT関連で、私自身ついついラクができると言いがちなのですが、ニュアンス的には「効率化できる」が正しいです。

必ず、ChatGPTが生成したものを校正・確認といった監督をすることは不可欠だとおもいます。
一時期ネットで話題になったような「全自動で…」とかそういったツールと同じだと期待して触るとがっかりすると思います。

「これ外注できたらいいけど、そんな予算無いし…」

という方の手助けになる可能性は十分あると思います。
ある程度「これは自分じゃなくてもいいな」という作業に対しての明確な判断ができる人なら使いこなせるかと。

ちなみに

この記事の画像全てChatGPTが記事のタイトル・見出し・内容から生成したものです。