「AIで業務を効率化したい」とは思っていても、実際に何から手をつければいいのか分からない、という声をよく聞きます。ChatGPTを触ってみたけれど、自社のどの業務に使えばいいのかまでは分からなかった、という方も多いのではないでしょうか。
そこで私たちNACOSEは、自社の業務のどこにAI活用の余地があるかを、いくつかの質問に答えるだけで診断できるツール「NACOSE AI業務診断」を公開しました。この記事では、診断でどんなことが分かるのか、実際にどう使うのかを紹介します。

NACOSE AI業務診断とは
NACOSE AI業務診断は、会社の業務内容に関する質問に答えていくと、メール対応や書類作成、Excel集計といった業務の中から、AI・自動化で効率化できる可能性がある部分を診断してくれる無料ツールです。
質問数は全8ステップ・約50問で、所要時間の目安は5〜10分。会員登録やメールアドレスの入力は不要で、誰でもその場で試せます。
診断の裏側は、あらかじめ用意したルールに沿ってスコアを計算する仕組みになっていて、回答内容を外部のAIサービスに送信することはありません。「AIに使ってと言われても、入力した業務の内容が外部に漏れないか心配」という方でも試しやすい作りになっています。
診断でどんなことが分かるのか
質問に回答すると、以下のような内容が診断結果として表示されます。
業務カテゴリ別のAI活用可能性
診断では、業務を次の9つのカテゴリに分けてスコアを算出します。
- メール業務
- 文書作成(見積書・報告書・提案書など)
- データ入力(転記作業)
- Excel・集計
- 情報収集
- 顧客対応
- 会議・議事録
- 社内情報検索
- タスク・スケジュール管理
回答内容から各カテゴリのスコアを計算し、スコアの高い順に「AI活用の可能性が高い」「AI活用を検討しやすい」「一部業務でAI活用を検討」「AI化よりも別の業務改善方法も検討」の4段階で表示します。同じ会社でも、メール対応はAI活用の余地が大きいけれど、会議まわりはそれほどでもない、といったように業務ごとに結果が変わります。
想定される時間削減の目安
スコアが高いカテゴリについては、月あたりどのくらいの作業時間を削減できそうかの目安も表示されます。あくまで概算であり、実際の効果は業務内容や導入方法によって変わるという前提つきですが、「どこから手をつけると効果が大きそうか」の当たりをつける材料になります。
カテゴリ別のAI活用イメージ
スコアが高かったカテゴリについては、「メール対応AIエージェント」「文書作成AIエージェント」のように、具体的にどんな流れでAIを使えそうかというイメージも合わせて表示されます。「受信→分類→重要メール抽出→返信案作成→人間が確認→送信」のように、どこまでをAIに任せて、どこから先は人が確認するのかという流れが分かる形になっています。
以前、ChatGPTでの問い合わせ対応の自動化を試した内容を記事にしたことがありますが、興味のある方はあわせてご覧ください。
診断の流れ
診断は8つのステップで進みます。
1. 会社・業務の基本情報(業種・従業員数・主な業務など) 2. メール・連絡業務 3. 書類・文書作成 4. Excel・データ入力 5. 情報収集・調査 6. 顧客対応・営業 7. 会議・社内情報 8. スケジュール・タスク管理
最初のステップでは業種や従業員数、普段の業務内容といった基本的な質問に答え、以降のステップでは「メールの返信にどのくらい時間を使っているか」「同じような集計作業を毎月繰り返しているか」といった、日々の業務でよくある場面について答えていきます。最後には自由記述で「AIに任せられるなら任せたい業務」を書ける欄もあり、選択式だけでは拾いきれない困りごとも診断に反映できます。

すべて回答すると、その場で診断結果が表示される仕組みです。
診断結果を見たあとにできること
診断結果の画面には「実際にAI化できるか相談してみる」というボタンがあり、そこから相談・依頼ページに進めます。相談・依頼ページには「業務AI化について」という項目が用意されているので、診断結果を踏まえて具体的に相談したい場合はそちらからご連絡いただけます。
もちろん、診断結果を見るだけで終えても問題ありません。「自社のどこにAI活用の余地がありそうか」を把握する材料として、気軽に使ってもらえればと思っています。
診断結果を使う上での注意点
診断結果には、あわせて次のような注意事項も表示されます。
- 診断結果に含まれる回答内容には、具体的な個人情報・顧客情報・機密情報を入力しないこと
- 実際にAI化を進める際は、個人情報・顧客情報・機密情報を外部サービスへ送信してよいかを事前に確認すること
- AIが作成した内容は、送信・確定の前に必ず人間が確認する運用を基本とすること
- 利用するAIサービスの規約・データの取り扱い方針を事前に確認すること
- 想定される削減時間は概算であり、実際の効果は業務内容・導入方法によって異なること
診断はあくまで「どこにAI活用の余地がありそうか」の目安を示すものです。実際に業務へAIを組み込む際は、これらの点を踏まえた上で進めていただければと思います。
こんな方におすすめ
- AIで業務効率化をしたいが、何から手をつければいいか分からない方
- 自社の業務のうち、どこにAI活用の余地が大きいか整理したい方
- ChatGPTなどのAIツールは触ったことがあるが、自社の業務への活かし方までは分からない方
自社でChatGPTを業務に取り入れた際の実体験を記事にしてきました。あわせて読むと、診断結果を見たあとのイメージがつかみやすいかもしれません。
また、NACOSEでは業務のAI活用以外にも、生成AIを使ったサービスを提供しています。
まとめ
「NACOSE AI業務診断」は、約50問の質問に答えるだけで、メール対応や書類作成、Excel集計といった業務の中からAIで効率化できそうな部分を無料で診断できるツールです。会員登録も不要で、5〜10分ほどで結果が見られます。
「AIを業務に使いたいけれど、何から始めればいいか分からない」という方は、まずは自社の業務がどのカテゴリに当てはまりそうか、診断で確認してみてください。




